ロゴ 学習活用のためのヒント集

タッチ操作機器で十分?

パソコンは必要なのでしょうか

ついに2013年のパソコン関係の出荷台数予測では,国内でもタブレット端末のほうがパソコンよりも多く出荷されると予想されましたが,実際にそうなりました.パソコンは10%ほどの出荷台数の低下です. もうパソコンの時代は終わりかけているのでしょうか? 少なくとも市場予測の見地からは,パソコンはそれでなくては困る,デザイン系を含めた情報創造側にある一部の業務と思われているようです.

タブレット端末の利点

利点の一つは軽いことを含めて持ち運びのしやすさでしょう. キーボード部分も持たないため,手にとって操作するのに不自由はなく(ただしWindows8タブレットの場合には,タッチ操作だけで済ますのは無理です.MS Officeなどアプリのメニューやボタンが小さすぎるからです),閲覧および簡単な用途であれば機能的にも困りません. さらに携帯電話ネットワークの接続付きであれば(利用料金はもちろん高くなりますが)屋外利用でもいつでもクラウドサービスなどの利用もできます.

タブレット端末の欠点

欠点の一つはキーボードがなく画面をタッチして操作するために,高速な入力が難しいことです. また手にとって利用しやすい画面サイズ(大きくても10インチ程度)は,高度な作業をする場合に小さく感じる場合もあるでしょう. キーボードがあれば,と思う人には無線接続(多くはBluetoothという規格を利用します)のキーボードが用意されており,パソコンに変わらない入力感覚を利用できます.

電子書籍専用端末との違い

タブレット端末と似たような装置に,アマゾンのkindleなどの電子書籍専用端末があります. 画面サイズは6インチ前後が多く,文庫本よりも一回り大きい程度のものです. 画面の表示方式は電子インクと呼ばれる技術が使われており,白黒表示ですが一度充電すると一週間くらいは利用できます. また屋外でも液晶と違って画面を読むのに困りません. 最近ではバックライト機能がついて暗い所でも読めるものも登場しています.

こうした専用端末の売れ行きですが,タブレット端末の登場とともに頭打ちになっているようです. 電池の持ちはともかくタブレット端末で十分ということでしょう. 一つ専用端末の圧倒的な利点があるので書いておきましょう. それは読書に専念できるということです. タブレット端末と違ってゲーム等の機能がないおかげで,気を散らさずに読書あるいは資料読みに専念できるのです. この特徴はさまざまな勉強法にも言えることでしょう.