記録を残そう
最悪の文具は消しゴムかも知れない
自分の学力を上げるためにできる簡単な工夫が2つあります.
- 自分の作業記録(時間)をとる
- 消しゴムの利用を止める
です. 以下ではこのことをもう少し解説しておきましょう.
なぜ消しゴムを止める?
消しゴムを何のために使うのでしょうか? 他人に見せるため? だったら,自分のためだけのノートに消しゴムは不要です. スペースの節約のため? 今どきノートなんて安価なものでしょう. もちろん試験時間中に提出しなければならない答案のような場合は別物です.
消しゴムを使わないと良いことがある
消しゴムを使わなければ,自分の書き直そうと思ったいろいろが打ち消し線付きで残ります. なぜ間違ったのか,なぜ正解にたどりつけたのか. いずれにしても自分の考えの軌跡をたどれるわけです.
学力が向上しない大きな原因の一つは失敗しないこと,失敗してもそれを検討しないことだと承知しておくと,理解の向上という,あなたにとってとても良いことが起こります.
作業時間を記録する
あなたはいろいろな授業からいろいろな課題が出ていることでしょう. それぞれにどれだけの時間がかかるか確実な予想ができますか? 大きく分けて以下のステップが各課題には必要でしょう.
- 資料の収集
- 資料の検討
- 素案の作成
- 素案の修正(資料の再収集もあり)
これらの内,第3ステップまでは課題の出た日にできればやってしまいたいものです. 資料の検討には時間がかかるって? もちろんそうですが,今ではインターネット上だけでおおよその資料は集まりますから,それを使って,たとえば1時間でできる素案の作成までやってみるのです. そうすると,あなたにとってしっかり検討したいことには何が不足かも見えてきますし,各作業の時間を記録しておくことで,やり直し作業にどれだけの時間がかかるのか,予想もつくようになっていきます.