制約を設ける
アイデアを生み出す仕掛け
「もっと自由にやれたらなあ」と思っていた人でも,大学に入って本当に自分自身で決定する自由を得たときにまごつく人も少なからずいるようです. 実は制約を設けたほうがアイデアは出やすいことがわかっています. 制約として立ちはだかる壁の向こうの推測,制約をデザインに取り入れるなど,アイデアのきっかけになるからでしょうか.
捨てる技術
現代はインターネットなどを通じて過剰な情報を受け取れるようになっています. そんな過剰な情報を適切に判断するためには何が必要でしょうか. それは情報の取捨選択の技術です. ある程度無駄を承知の経験を積むしかないのですが,一例を紹介しましょう.
RSSで情報収集
ツイッターなどのノイズの大きい情報は,ある程度見てから捨てざるを得ません. 一方であなたの興味のあるウェブページなどは(全部巡回するのはたいへんでも)やはり見ておきたいと考えるのではないでしょうか. そうした場合の情報収集の手助けになるのがRSS(簡単にいうとウェブページに書かれている情報のダイジェスト)です. RSSを提供しているウェブページであれば,RSSリーダーというアプリケーション(ブラウザの拡張機能の場合もある)を用いて,あなたの読みたいウェブページのダイジェストだけを読むことができます. ダイジェストが面白そうだったら,実際のウェブページで完全な情報を読めばいいのです.
ダイジェストを読むのに慣れてきたら,RSSの見出しだけを見て,読まないで捨てる記事を判断するようにしてください. あなたの情報収集能力は格段に上がるはずです.
糸井重里の判断基準
最後に情報を信用できるか判断するための糸井重里氏のルールを紹介しておきます.
- 無能だからで説明できる発言に悪意を見いださない
- よりスキャンダラスでないほうを信用する
- より脅かしていないほうを信用する
- より正義を語らないほうを信用する
- より失礼でないほうを信用する
- よりユーモアのあるほうを信用する