ロゴ 学習活用のためのヒント集

時間を管理する

記録することが時間管理の近道

大学に入ってからの勉強における高校までとの一番大きな違いは,自分自身で何を勉強するかを選択することを含めて自己管理をしなくてはいけないことでしょう.

参考:レコーディングダイエット

2007年のベストセラーに岡田斗司夫著『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)があります. ダイエット法のほとんどは続ける内に効き目のなくなるものがほとんどの中で,岡田氏の提案するレコーディングダイエット法はたいへん単純であるにも関わらず,続ければ効果てき面という話題性ももちました. こう切り出すと「どんなすごい方法だろう?」と思うかも知れませんが,その実際は非常に単純です. ひたすら食べたものをその量とともに記録して行くだけなのです.そして,記録した食べ物の一覧を毎日見返します. それだけなのです. この方法はダイエット法なので,毎日,記録した食べ物のカロリーを集計とともに見直すわけですが.レコーディングダイエットのためには,今ではほとんど誰もが常時持ち歩く,携帯電話(スマートフォンならあなた好みのアプリが見つかるでしょう)の利用が好適です.

時間管理術あるいは計画術

忙しい現代人にとっては,自分の時間を管理する,あるいは何かを達成のために計画管理をすることは必須です. そのための方法はライフハックの名前などでダイエット法に劣らず数々の方法が提案され,ビジネス書の本棚を賑わせています.

問

  1. あなたの携帯電話にはどんな記録用ツールが搭載されているだろうか?
  2. あなたに失敗した「なんとか術」の経験があれば,なぜ失敗したかを分析してみよう.
答えを見る

ライフログ

ログとは記録をとることを意味します.数々の時間管理術の中にはあなたに好適のものが見つかるかも知れませんが,多くは,ライフハックそのものを続けることに疲れてしまうみたいです. そうした中で,ライフログ法とも呼ばれるレコーディング時間管理術は確かな方法の一つです. レコーディングダイエット法から想像できるように,あなたの一日をひたすら記録して行きます. たとえば次のような情報を手当たり次第記録するのです.

  1. 12:20---12:35 昼食
  2. 12:35---12:50 友人とおしゃべり
  3. 14:50---15:10 資料の検索
  4. 15:10---16:00 PCでビデオ視聴

などなどです.こうした記録も,携帯電話上の適当なツール(スマートフォンであれば適当なスケジュール管理アプリが豊富にあります)を使って,ひたすら記録し,あとで一日を(あるいは一週間を)見直すのです. レコーディングダイエット法でもそうですが,当面は記録することだけを目標にするので,「なんとか術」にありがちな,目標達成がうまく行かないことの自己嫌悪などによる中途脱落がないために,意外と記録自体はうまく行きます. しかる後に,記録できた時間一覧を見て,あなたにとって必要なことをするための時間を記録の中からひねり出すのです.

答

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