Webメールの利用(利用の心得)
ケータイでも使えるメール
始めにいくつか問題をあげておきます. 答えは以下の解説から探してみてください.
- Webメールは決まったパソコンからでないと利用できない.
- メールは差出人が誰かは書かなくても,誰から来たわかる..
- メールに件名を書かなくてもよい.
- 携帯電話でふだん使うショートメール(SMS)の略号Mはメールのことである.
メール利用
ACSUにログイン後,DEEP Mail項目をクリックすると,信州大学の提供するウェブメールサービスが使えます.あなた宛にメールが何通きているかなどの情報が表示されます。
ウェブメールというサービスは,すでに Yahoo!メールや Gmailを使っている人にはおなじみでしょう. このウェブメールサービスにより,通常のメールサービスでできることはほとんどできますので,是非,ふだんから活用してみてください。
ウェブメールでもふだん使っているGmailなどのほうが使いやすい,という人は下で説明してある転送設定もできます.転送した上でGmail上で利用すればよいのです.
人によっては,すべてのメールファイルをパソコン上に取り込めるメールソフトを使ったほうが便利かも知れません.
メールの基本要素
メールは手紙で使われてきた習慣を踏襲しています.
- 件名(Subject):
- メールで伝える用件を簡潔かつ具体的に表しましょう.
- 悪い件名の例:
-
教えてください(何を指しているかわからない),
自分の氏名を書く(出会いサイトの勧誘メールの多くがこのタイプだったりします.「あなた」の売り込みが用件ではないはずです), など. - 送信者名:
- メールシステムが自動でアドレスはつけますが,それが誰だかたいていはわかりません. メール本文中で,相手にあなたが誰か伝わるように名乗りましょう.
- 受信者名(宛先):
- メールアドレスを誤記すると間違った相手に届いてしまいます. メール本文中の先頭で誰にあてているか,はっきりさせておきましょう. ケータイメールの SMS(件名なし,誰からきたか住所録で自動表示)という特殊な習慣にしたがったメールを出してしまうと,たいてい失礼なことになります. ぜひとも,ふだんから「正しい」メールの書き方を練習して身につけてください.
件名の考え方
どんな件名をつけると適切でしょうか. みなさんは Yahoo!や Googleの検索をよく使っている人が多いでしょう. そのときに,検索キーワードが不適切だと不要な結果ばかりたくさん出てくることを,おそらく経験しているはずです.
その経験をメールに適用してみてください. それは,たとえば次のように考えてみるのです.
- あなたのメールの受け取り手である先生は何百通と学生からのメールを受け取っている.
- その先生はメールの件名により,たくさんのメールから(目で)検索して,特定のメールを選び出している.
- おそらく学生の一人一人までは覚えきれないと思えるので,学生氏名や学籍番号で検索することはない.
このとき適切な件名はどんなものでしょうか.あなたのメール(検索結果における記事)がはっきりと見つかるように考えてみてください.
ウェブメールで利用できる主な機能
- メールの転送:
- Gmailなどのアドレスを指定して大学のアドレス宛のメールを転送できます.
- 住所録の作成:
- あなたがメールを出したい相手のメールアドレスに別名を設定できます.
- 自動振り分け:
- あなたの友人からのメールと授業関係のメールをそれぞれ別のフォルダに振り分けたりすることができます.
件名に自分の名前を書く間違い
情報環境の移り変わりは速いものです. みなさんの先生方の中には,10年以上前の情報環境の常識の中で仕事をされている方もいらっしゃいます(専門能力が図抜けているのでそれでも許されるのですが). そうした方の中には,たとえば「件名には自分の名前を書く」という社会的常識に反する方法を指示される方もいらっしゃいます. そうした先生方とのつきあい方を,他の先生方とのつきあい方には持ち込まないようにしましょう. あなたの信用を失うことにつながるかも知れません.
- Webメールはどんなパソコンからでもネットワーク接続さえあれば,使えます. それどころかケータイからでも使えます.
- 差出人が誰か書かれていなければ,誰からきたのかわかりません. 携帯メールだって住所録に未登録の人はわからないはずです. 嘘の差出人名を書くことはできますが...
- 件名を必ず(内容の適切な要約となるよう)書いてください. 最近では迷惑メールも多いため,件名なしのメールを自動でゴミ箱に捨てる設定をしている人も珍しくありません. また,件名欄に自分の名前を書くのもよしましょう. 出会い系勧誘メールと間違われます.
- SMSはShort Messaging Serviceの略です. 文字Mはメッセージのことでした. ほとんどの大学生がFacebookユーザであるアメリカでは「今どきの若者はメールを使わなくなった」と言われているそうです. 日本でいうショートメール,つまりメッセージングサービスはしょっちゅう使っているらしいのですが.